ボス型枠とは?

WHAT'S BOSS?

ボス型枠は構造体コンクリート強度試験用供試体型枠です

地球環境問題や資源の有効活用の面から、コンクリート構造物の高品質・長寿命化が強く求められています。また、「住宅の品質確保の促進等に関する法律(住宅品確法)」の施行を機に、より信頼性・安全性等が求められています。

しかしながら、構造物から採取した供試体(コア供試体)や、別途成形した円柱供試体を使ったこれまでの構造体コンクリート強度の検証手法には、さまざまなな課題がありました。

ボス型枠は構造体コンクリートの強度試験を簡素化・専門機器・人員を大幅に削減を図るとともに、正確で確かな強度試験が行えます。さらに、繰り返し使用できる経済性など、数々の特徴を兼ね備えた構造体コンクリート強度試験用供試体型枠です。

また、2020年にJIS A 1163(ボス供試体の作製方法及び圧縮試験方法)が制定されました。


ボス型枠の特徴

Point 1
作業の簡素化

ボス型枠は組立も容易で、特殊な器具を必要としないで、誰にでも組立・取付けができます。

Point 2
作業時間の短縮

コア採取の準備や、供試体のキャッピングなど面倒な作業がありません。

Point 3
自由な採取時期

試験材齢1日から長期材齢まで任意の時期に採取し、強度発現を確認できます。

Point 4
耐久性モニタリング

ボス供試体をそのまま取り付けておくことで、いつでも健全性を評価できます。

ボス試験の適⽤範囲

ボス試験は、コンクリート構造物の品質確認を目的に、コンクリート構造物と同時に打込んで一体成形されたボス供試体によりコンクリート強度の確認を行うものです。

適用するコンクリートの範囲を以下に示します。

  • コンクリートの圧縮強度:呼び強度は18 N/mm2~130 N/mm2以下
    最小強度は、ボス型枠からボス供試体が脱型できる強度
  • 使用骨材:粗骨材の最大寸法は40mm以下
  • スランプ:8cm以上(実験では5.5cmまで確認済み)

以下に、ボス試験方法のフローを示します。

ボス試験方法の特徴

  • 構造体コンクリートと同様な環境条件、施工・養生条件で作製されたボス供試体により強度試験を行うことで、実構造物の構造体コンクリートと同等な強度確認ができます。
  • ボス供試体は構造体コンクリートから直接割取り採取しますが、構造体を殆ど損傷しません。また、圧縮強度試験は破壊試験により行われるためコア強度試験と同様な信頼性が得られます。
  • 構造体の強度確認は、コンクリート打込み後、材齢1日から任意の材齢に確認することができます。
  • ボス供試体の圧縮強度試験は、加圧端面を成形しないで、そのまま試験を行うことができます。(再利用時は、治具による組み立てが必要です)
  • 本試験は、特別な設備(電気、水、コンクリート切断機)を必要としません。
  • ボス型枠の取付け・取外しは、特別な技術、工具を要しないので、本試験方法の講習会を受講した者(または同講習会受講者)の指導のもとに、現場の作業者でも行うことができます。
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